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知っておきたい、飲食店とデザインの関係。
デザインで客単価を上げる。
客単価はできるだけ高いに越したことはありません。しかし単純に商品価格を上げるだけでは、客数や販売数が落ち、結果として売り上げが下がってしまうおそれがあります。
そこで、メニューやお客様への勧め方を工夫することで注文数を増やし、客単価を上げるというアプローチがあります。例えば旬の食材を使った限定メニューを開発すると、通常のオーダーからプラス1品注文数をアップさせやすくなります。他にもクロスセル(いわゆる「ついで買い」を促す方法)や、アップセル(大盛りやLサイズのお得感を訴求)といった方法が有名です。
では、お店をデザインすることで客単価を上げる方法とは。それは、独自のコンセプトを掲げ、ブランドを構築するやり方です。ブランディングという言い方をよくされますが、つまりは…
・お客さんにどういうお店だと思ってもらいたいか。
・他店にはないお店の強みはなにか。
…を徹底的に考え抜き、そこに向けてお店作りを行うことです。
店名、メニュー、盛り付け、食器、BGM、接客まで、一貫した指針のもとお店をつくり上げることで「お店の価値」を高めます。しっかりコンセプトメイキングされたお店は、そうでないお店に比べ、客単価をお店主導で設定しやすくなります。
例えば…料理の味が全く同じお店AとBがあったとします。Aは、清潔で洒落た雰囲気。こだわった器を使い、丁寧な接客のお店。Bは、床もベタベタ、従業員の態度も悪く、料理が出てくるのも遅いお店。商品の値段が100円200円高くても、Aのお店に行きますよね。極端な例ですが、これがブランディングによって客単価が上がる仕組みです。
お店の考えをデザインすることの
本当の価値。
食材へのこだわりや、接客の心得、そしてお店の未来。これらお店の考えをデザインしたコンセプトは、お料理の味に匹敵する個性として、お店の強みとなります。
そして、実はこのコンセプトがもっとも効果を発揮するのが、お店で働いてくれるスタッフさんに対してです。
お店の隅々にまで行き届いたコンセプトは、スタッフさんの誇りとなり、働くモチベーションを高めます。
コンセプトが明確であれば、お客様に自信を持って商品をすすめられるようになります。面倒な作業も、その意味や重要性を理解し徹底するようになります。そして、お店の発展を自分の事として捉え、真剣に取り組んでくれるようになるはずです。
いいスタッフがたくさんいるお店は、繁盛します。そして繁盛しているお店には必ずいいスタッフが集まっています。
おいしいデザイン.comでは、お店のコンセプトメイキングからブランディングまで、トータルなお手伝いをさせていただきます。このコンセプトメイキングはお店が動き始めてからでも決して遅くはありませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。